公開日 2017年10月16日
平成29年10月12日(木)13:30~16:00元気創造プラザ3階会議室において「健康長寿講演会」が開催されました。市老連高橋会長挨拶の後、講師は杏林大学病院循環器内科教授の吉野秀明氏と同病院病態栄養認定管理栄養士の塚田芳枝氏のお二人をお招きして講演して頂きました。聴講者は約50名で3階会議室はほぼ満席でした。
テーマ:心臓病とどうつきあうか(心臓病にならないための予防と、再発しないための予防)
■心臓病の話の概要は
★心臓の働き:心臓はどんな働き?
★病気を識る:心臓病はどんな病気?
★治療法:どんな治療法があるか?
★予防法:病気の予防は可能か?
★100年人生どう生きるか?
以上のお話しを具体的にユーモアを交え分かりやすく説明して頂きました。
健康を維持するためには、「良質な蛋白質を摂る」「肉を食う」「社会参加をする」ことが大切であることを強調されました。又、心臓病の発症予防としては(糖尿病、脂質異常症、高血圧、喫煙)ストレス、肥満に注意することだそうです。これらは生活習慣病で自分の努力で修正可能です。最後に先生から健康を維持するために下記のお言葉を頂戴したので参考にしてください。
「一読・十笑・百吸:千字・万歩」
★読書・趣味を充実させる。
★笑いを忘れない。
★字を書く。
★日々の運動量を確保する。毎日散歩する。
★何かあったらかかりつけ医。
■心臓病と食事(心臓病にならないための食事、心臓病を再発させないための食事)健康と栄養の視点からは「食事量」「栄養バランス」「減塩」が必要である。心臓病には特に塩分の摂りすぎは注意が必要、成人男性の目標量は1日8グラ未満、成人女性は1日7グラム未満です。塩分の多い食品は(漬物・佃煮・干物・加工品)ラーメンは一人分で食塩7グラムあるそうです。減塩のポイントは①醤油やソースは「かける」から「つける」にする。②食事はあたたかいうちに食べる。③薬味や香辛料を利用する。などでした。尚、私たちが知らなかった心臓病のことを多く知ることが出来大変有益な講演会でした。
健康長寿講演会の様子
開始前の血圧チェック
高橋会長の挨拶
吉野教授の講演
レジュメの表紙.
管理栄養士の講演
質問に答える吉野教授